Unexpectedness attracts audience's attention
「American Idol」、「The X-Factor」、「Britain's Got Talent」、「The Voice」など、世界中で高視聴率を叩き出しているオーディション番組。オーディション番組出身のアーティストにはOne DirectionやCher Lloyd、Adam Lambertなどその後目覚ましい活躍を見せる人達も多いです。日本のテレビでもBritain's Got Talentのスーザン・ボイルが大々的に取り上げられていました。
だいたいどの番組も、かなり大雑把に言うと
- ジャッジによる最初のオーディション(大勢の観客の前だったりもする)
- 次のオーディション(テーマが決まってたりグループでやったりフォーマットはいろいろ)
- 準決勝・決勝
みたいなかんじで進んでいきます(かなり乱暴な言い方をしてます)。
もちろん最後まで残ったコンテスタントによる決勝戦とかも気合が入ってて見応えがあるんですが、個人的に最初の予選の「驚き」が面白さの肝かな、と思ってます。
Susan Boyle
例えば、スーザン・ボイルの場合。彼女はBritain's Got Talent(以下BGT)のオーディションが有名になりました。
BGTのオーディションはイギリス全土の都市で、大勢の観客とジャッジの前で行われます。舞台の袖から出てくるときにハーイ皆!ってノリノリで出てくる人もいれば、ガチガチに緊張している人もいていろいろです。歌の前にジャッジが名前とか職業っだったり、どんな歌手になりたいの?とかの軽い質問をしてから歌に入ります。
そこらへんの家の近所を歩いてそうな格好で現れ、サイモンの質問にぱっと言葉(「村」)が出てこなかったりちょっとファニーなリアクションをみせたスーザン・ボイル。「プロの歌手になりたい」と言ったときは観客からは失笑が。しかしいざ曲が始まると彼女の口から発せられたのは美しい歌声で、観客はすぐに湧き上がります。あのサイモンも笑顔になるしかない。パフォーマンス後にはジャッジがそれについて評価を話すんですが、ジャッジの三人が三人絶賛を送っています。
ピアーズ・モーガン「『エレイン・ペイジのようになりたい』と言って最初は皆が笑ったが、今はもう誰も笑わない。並外れて素晴らしい、驚くべきパフォーマンスだった。」
アマンダ・ホールデン「ここにいる皆があなたの『敵』でした。皆がシニカルな目であなたを見ていました。あなたはそんな私達を目をさましてくれました(biggest wake up call ever)。これだけは言わせて、あなたの歌を聴けたのは本当に特別(名誉)なことです。本当に素晴らしい。」
サイモン・コーウェル「私はわかってたけどね。(*ここで皆が突っ込む*) あなたが出てきた時から何かとんでもないものが聴けるとわかってたよ。そうだったろ?スーザン、あなたは…まさに『虎(※"tigers"が歌詞に出てくる)』だ。」
と、こんなかんじで「まさかこんな人からこんな歌が」、というサプライズは観客どころかジャッジまで、もちろんそれをテレビやYoutubeで見ている私達にまで大きな衝撃を与えます。前置きが長くなりましたが、この記事では私がいいな、好きだなと思うびっくりするオーディションを集めてみました。
有名どころ(主観ですが)は省きました。比較的最近のものや、(私の観測範囲内で)テレビで取り上げられていない人たちに絞っています。
歌ではなくダンスのグループです。メンバーはセーターを着たおじさんたち5人。パフォーマンスの前後に映された男の子がチラッと言っていましたが、
まさにこれってかんじです。
Old Men Groovingは決勝戦まで勝ち進んでおり、それまでの動画もBGT公式がアップしています。
こちらはシャイな14歳の女の子。Duffyは第2のエイミー・ワインハウスかとも言われるような、60年台の雰囲気をたっぷりもったソウルフルな歌声の歌手です。UK single chartでトップを5週間保った世界的にもヒットしました。ドラマGleeではVocal Adrenalineがカバーしてました。
すっごくかわいいラブラブなカップルの二人。サイモンに「兄妹?」と聞かれて「いや、僕らはキスしたりとかする…」って応えるのがなんとも微笑ましい二人です。何を歌うか聞かれてブリトニーのToxicと答えます。サイモンが「まじで?」って反応をするのはイメージが沸かなかったからでしょう。それがわかるシエラが「ちょっと”変わった感じ”でやるの」と。
上ふたつのようなびっくりはないですが、このままこのAlex&Sierraのアコースティック・バージョンがiTunesで売られたら買いたくなるクオリティ、めちゃくちゃ素敵なアレンジだと思います。こんなかわいいふたりからこの曲でこんなすごい歌が聴けるなんて、というのは驚きに値するかと思います。
こちらは13歳の女の子。Nina SimoneのFeeling Goodはすごいhugeな曲なのでまじでそれ歌うの?自分で選んだの?となるのも当然です。1965年の名曲をここまで歌い上げる13歳、しかもステージ上での動きも完璧とくればこの歓声もさればこそってかんじです。
この曲は他にもこのようなオーディション番組で歌われることがありますが、このCarlyのを聴いてしまうとどうしても比べてしまいます。
Feeling Goodのカバーはいっぱいあるんですが、その中でもMichael BubléのはPVがちょっとおもしろいです。最近のものだとAviciiのカバーも。Michael Bubléのは日本でHondaのCMに使われていましたが、AviciiのはVolvoとのコラボみたいです。
サイモンが言うように「あーまたかまたボーイバンドかあーあ」って思ったらまさかこれが出てくるとは。
ちょっと趣旨とは外れるかもしれませんが、好きなので紹介したいです。「お名前は?」と聞かれて「私はレタス、サラダに入ってるやつ(※彼女はLettice、食べるレタスはLettuceです)」「苗字はRowbothham、(ボートを漕ぐジェスチャーで)ボート漕いで(bowing)、一緒にして(both)、そしてハム(ham)」と答えて笑いを取ってます。発音とファーでDavidに「今までのコンテスタントの中で一番poshだ」と言われました。”posh”はイギリスらしい言葉で、「豪華」とか「上流階級」という意味があります。スラング的な使い方で色んなときに使いますがそこらへんは詳しくないので割愛します。
パリから来た三人組です(Yanisは半分イギリス人らしいですが)。「ヒールでダンスします」みんなだいすきハイヒール男子。ケツ。
Semi FinalもFinalも公式が動画をあげてます。どっちも素敵です。ダンスもだけど衣装も、舞台装置の使い方とか魅せ方もすごく考えられてていいなと思います。
Paaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaarty!!!
おわりです。
ピアーズ・モーガン「『エレイン・ペイジのようになりたい』と言って最初は皆が笑ったが、今はもう誰も笑わない。並外れて素晴らしい、驚くべきパフォーマンスだった。」
アマンダ・ホールデン「ここにいる皆があなたの『敵』でした。皆がシニカルな目であなたを見ていました。あなたはそんな私達を目をさましてくれました(biggest wake up call ever)。これだけは言わせて、あなたの歌を聴けたのは本当に特別(名誉)なことです。本当に素晴らしい。」
サイモン・コーウェル「私はわかってたけどね。(*ここで皆が突っ込む*) あなたが出てきた時から何かとんでもないものが聴けるとわかってたよ。そうだったろ?スーザン、あなたは…まさに『虎(※"tigers"が歌詞に出てくる)』だ。」
と、こんなかんじで「まさかこんな人からこんな歌が」、というサプライズは観客どころかジャッジまで、もちろんそれをテレビやYoutubeで見ている私達にまで大きな衝撃を与えます。前置きが長くなりましたが、この記事では私がいいな、好きだなと思うびっくりするオーディションを集めてみました。
有名どころ(主観ですが)は省きました。比較的最近のものや、(私の観測範囲内で)テレビで取り上げられていない人たちに絞っています。
Old Men Grooving (Britain's Got Talent 2015)
歌ではなくダンスのグループです。メンバーはセーターを着たおじさんたち5人。パフォーマンスの前後に映された男の子がチラッと言っていましたが、
Couldn’t agree more. #BGT pic.twitter.com/mfnLKxT0Dm
— Britain's Got Talent (@BGT) 2015, 5月 2
まさにこれってかんじです。
Old Men Groovingは決勝戦まで勝ち進んでおり、それまでの動画もBGT公式がアップしています。
Shiane Hawke (X-Factor Australia 2012)
こちらはシャイな14歳の女の子。Duffyは第2のエイミー・ワインハウスかとも言われるような、60年台の雰囲気をたっぷりもったソウルフルな歌声の歌手です。UK single chartでトップを5週間保った世界的にもヒットしました。ドラマGleeではVocal Adrenalineがカバーしてました。
Alex & Sierra (The X-Factor USA 2013)
すっごくかわいいラブラブなカップルの二人。サイモンに「兄妹?」と聞かれて「いや、僕らはキスしたりとかする…」って応えるのがなんとも微笑ましい二人です。何を歌うか聞かれてブリトニーのToxicと答えます。サイモンが「まじで?」って反応をするのはイメージが沸かなかったからでしょう。それがわかるシエラが「ちょっと”変わった感じ”でやるの」と。
上ふたつのようなびっくりはないですが、このままこのAlex&Sierraのアコースティック・バージョンがiTunesで売られたら買いたくなるクオリティ、めちゃくちゃ素敵なアレンジだと思います。こんなかわいいふたりからこの曲でこんなすごい歌が聴けるなんて、というのは驚きに値するかと思います。
Carly Rose Sonenclar (The X-Fator USA 2012)
こちらは13歳の女の子。Nina SimoneのFeeling Goodはすごいhugeな曲なのでまじでそれ歌うの?自分で選んだの?となるのも当然です。1965年の名曲をここまで歌い上げる13歳、しかもステージ上での動きも完璧とくればこの歓声もさればこそってかんじです。
この曲は他にもこのようなオーディション番組で歌われることがありますが、このCarlyのを聴いてしまうとどうしても比べてしまいます。
Feeling Goodのカバーはいっぱいあるんですが、その中でもMichael BubléのはPVがちょっとおもしろいです。最近のものだとAviciiのカバーも。Michael Bubléのは日本でHondaのCMに使われていましたが、AviciiのはVolvoとのコラボみたいです。
Collabro (Britain's Got Talent 2014)
サイモンが言うように「あーまたかまたボーイバンドかあーあ」って思ったらまさかこれが出てくるとは。
Lettice Rowbothham (Britain's Got Talent 2014)
ちょっと趣旨とは外れるかもしれませんが、好きなので紹介したいです。「お名前は?」と聞かれて「私はレタス、サラダに入ってるやつ(※彼女はLettice、食べるレタスはLettuceです)」「苗字はRowbothham、(ボートを漕ぐジェスチャーで)ボート漕いで(bowing)、一緒にして(both)、そしてハム(ham)」と答えて笑いを取ってます。発音とファーでDavidに「今までのコンテスタントの中で一番poshだ」と言われました。”posh”はイギリスらしい言葉で、「豪華」とか「上流階級」という意味があります。スラング的な使い方で色んなときに使いますがそこらへんは詳しくないので割愛します。
Yanis Marshall, Arnaud and Mehdi
パリから来た三人組です(Yanisは半分イギリス人らしいですが)。「ヒールでダンスします」みんなだいすきハイヒール男子。ケツ。
Semi FinalもFinalも公式が動画をあげてます。どっちも素敵です。ダンスもだけど衣装も、舞台装置の使い方とか魅せ方もすごく考えられてていいなと思います。
The Zimmers
埋め込みが無効なのでこちらhttps://youtu.be/-m0EZO5O2dMに飛んでください。Paaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaarty!!!
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